2015年11月04日

朝の様子

MIYU(小6)

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 タッタッタッ。スニーカーがリズム良くレンガの道をたたく。
 チャッチャッ。横を走る犬も軽やかにリズム刻む。
 やはり早朝ゆえか、自由が丘も静まり返っている。いつもは気が付かない、雑草が風に揺れる音までも聞こえてくる。
 すると、目の前にオレンジ色の光があふれ出す。夜明けだ。カラスが電柱に降り立つ。ねこが公園でのびをして、どこからか店のシャッターを開ける音がする。となりのレストランから甘酸っぱいトマトスープの香り。だれかの足音としゃべり声。
 そしてまた、さわがしい今日が始まる。



一枚の写真を見ながら、自由に書くという課題でした。
写真はご覧のとおり、朝焼けか夕焼けの中を歩く犬と飼い主の後ろ姿。情報はそれだけです。
多くの生徒はこの写真の場面とその前後に起こることを想像して、物語を書いてくれました。僕としてもそういう文章が書かれるだろうと思っていました。
ところがMIYUさんの面白いところは、この写真には写っていない写真の外側の世界を書いてくれたことです。確かに写真は世界の中のある部分のみを四角く切り取ったもので、その周りにも多くの出来事が存在しています。MIYUさんはそういうことを自然に分かっているということでしょうか。多くの生徒が時間軸の中での点として、この写真を理解したのに対して、MIYUさんは、面あるいは空間として写真からの情報を受け取っているようです。目の付け所が良いなぁと素直に感心してしまいました。

塾長


posted by 塾長 at 13:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。