2017年12月26日

サンタの贈り物

OTO(中2)、RISA(小6)、KOTARO.I(高1)、YUKI(中2)

(起)
 「シャンシャン、シャンシャン。」
 静かな夜に鈴の音が響いた。ぼくは、ベッドの中で鈴の音に耳を傾ける。
「サンタだ。」
 ぼくは飛び起きてカーテンを開けて窓から外をのぞく。
 
(承)
 窓の前を何かが
「サッ。」
と通り過ぎた。
「今の何だ?」
 ぼくは、不思議に思った。さっき通り過ぎたものは、鳥よりも大きかったからだ。
「もしかして、本当にサンタが?
 
(転)
 ぼくはすぐにパジャマを着替えて外に出た。そして、何か通り過ぎた方向に走っていった。しばらく走っていると、空中でそりが浮いていることに気が付いた。そりの上に誰かが乗っていた。とっさにぼくは
「サンタだ。」
と口に出して言った。夢中になって追いかけていると、そりのスピードがあがって、サンタのそりを見失ってしまった。辺りを見ると知らない所にいた。ぼくは迷子になってしまった。
 
(結)
 何分泣いたか分からない。いつの間にか、雪が降っていた。身体の芯から冷えてくる。
「シャンシャンシャン。」
 音を出しながら何かが近づいてくる。その音はだんだんと大きくてなっていった。
「シャンシャンシャンシャン・・・。」
 顔を上げるとそこには大きなそりとそれに乗った人がいた。その人は
「大丈夫かい?」
 と、やさしく声をかけてくれた。サンタだ。
 サンタさんは、ぼくをそりに乗せて毛布をかけてくれた。とても暖かい。少しの間そのままでいると、サンタさんが、ぼくの家がどこにあるか聞いてきた。ぼくがそれに答えるとそりが動き出した。どんどん速度が上がっていき、あっという間に家に着いてしまった。そりを降りるとサンタさんが
「追ってきたんだね。寒かっただろう。おわびにこの鈴をあげるよ。」
 その鈴はとてもいい音がした。いつまでも聞いていられるようだった。それを渡したらサンタはそりに戻った。またね、と言って手を振りながら空に消えていった。
 気付くとベッドの上にいた。横を見ると大きなプレゼントがあった。ぼくの欲しい物だと思った。その上に小さな箱が置かれていた。その中には夜もらった鈴が入っていた。同じ音がする。窓を開けると雪が積もっていた。鈴を小さなツリーにかけて1階に下りた。風が吹いて鈴がシャン、といい音で鳴った。




物語の冒頭で書かれた鈴の音が最後の場面で大切に使われたことで、物語の雰囲気が実に統一感のあるものになりました。また、短い物語の中にも、サンタを追う→迷子→救出、という具合に分かりやすい展開があり、それだけにハッピーエンドが強調されました。好奇心溢れる少年とサンタの心のふれあいを中心に描かれたリレー作文は、クリスマスシーズンにぴったりな心優しい素敵な物語となりました。

※リレー作文は、4人の生徒が起承転結のそれぞれのパートを受け持ち、即興で物語をつないでいきます。今回それぞれのパートに与えられた時間は5分から15分程度でした。

塾長

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親友の小人

KOHAKU(中2)、RIO(中1)、OTO(中2)、KOTARO.I(高1)

(起)
 俺は十八歳の新人サンタクロースだ。俺のパパは元サンタなのだ。俺は九十代目のサンタクロースで、今年の冬から仕事が始まるのだ。俺はすでに緊張しているのだ。

(承)
 「おーい、どうだ調子は?」
 とんがり工場で働いている小人のミティーだ。
「まあまあだよ。」
 と俺は少し不安そうに言った。
「なんだよー!元気出せよ。」
 ミティーは俺の肩を叩いて持ち場に戻っていった。そう言ってもなぁ…と思いながらクリスマスイブの練習をしていた。

(転)
 休憩の時間になり、外で缶コーヒーを飲んだ。一気に目が冷める。よし、と気合いを入れて立ち上がる。
 すると、プレゼントの詰まった袋の上でミティーが声を張り上げた。
「ほら、はよしろよー!」
「おう。」
 ミティーは小さいのに力持ちだ。あっという間に荷物を載せて、そりに寄り掛かっている。
 俺は、二匹のトナカイをなでると、そりにミティーを乗せてから、自分も乗った。
「ヒィア ウィーゴー!」
 ミティーが叫ぶ。俺はトナカイの手綱を引っ張った。

(結)
 それが出発する直前、プレゼントが一つ落ちた。でも俺は気づかなかった。小人のミティーがそれに気づき、大声で叫んだが、俺はイヤホンで音楽を聴いいていたため、ミティーの声は届かなかった。
 届けるプレゼントがあと一つとなったその時、俺は異変に気づいた。
「プレゼントがない。」
 と俺は言った。どっかで落としたんだ、どうしよう。
「パパに怒られる。」
 俺は恐怖のあまり泣きだしてしまった。しばらく俺は泣いていた。その時、肩を叩かれて振り返ると、そこには最後のプレゼントを持ったミティがいた。
「忘れ物だぜ。」
 とミティーが言った。よく見ると、ミティーはボロボロだった。
「なんで俺なんかのためにそんなことを。」
 と俺は言った。すると、ミティーは
「なぜって友達なんだから当然だろ。」
 と言った。俺はミティーにお礼を言って、プレゼントを最後の家に届けた。




リレー作文による、クリスマスの物語です。
まず(起)で主人公の新人サンタ君の設定を決めて、(承)ではその親友である小人のミティーを登場させているのですが、この連携がスムースだったので、その後の物語は二人の関係性を中心に進めることができました。特に気が優しくて力持ちな上に、ちょっとキザな感じのミティーの存在感は秀逸で、転結と繋ぐ二人も、ミティーのキャラクターを楽しみながら書いているのが伝わってきます。人の書いたものからアイディアをもらって、さらに自分のアイディアを加えていくことができるリレー作文だからこそ、短時間で魅力的なキャラクターが書けたのかもしれませんね。とても良いバトンがつながったと思います。

※リレー作文は、4人の生徒が起承転結のそれぞれのパートを受け持ち、即興で物語をつないでいきます。今回それぞれのパートに与えられた時間は5分から15分程度でした。

塾長

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2017年12月24日

手袋

AYAMI(中2)、NOA(中2)、MAYUKO(中1)、BUNA(中3)

(起)
 「キャーッ」
 と私は叫びながらベッドから飛び起きた。
「今日はクリスマスだよ!」
 大声でそう言いながら、私は家族のみんなを起こし、部屋の隅々をかけ回り、プレゼントを探し始めた。

(承)
 見つからない。ソファの下、キッチンの引き出し、棚の上、考えられる所は全て探した。お母さんに笑顔で聞いてみる。
「ママー、プレゼントどこにあるの?」
 お母さんは微笑みながら言った。
「いい子にしてれば分かるよ。」
 それだけ言って、朝ごはんを用意し始めた。

(転)
 いい子にしてれば分かる?どんな所だろう。私はデザートのプリンを食べながら考えた。お母さんのお手伝いとか!さっそく私はお母さんのところへかけていった。
「マーマァッ!お手伝いする!」
 そう叫ぶと、食器を洗っているお母さんのところへ行き、ふいたお皿をしまい始めた。案の定、シンクの下に赤い袋があり、大喜びしながら袋を開ける。中には猫柄のマフラーと手袋が入っていた。本当は猫のぬいぐるみが欲しかったけれど、猫柄ならなんでも嬉しい。大急ぎで身につけて外に遊びにいった。
「やったー!ゆきだぁ!」
 急いで雪をかき集めて玉を作り、雪だるまを作り始める。少しして、赤くしもやけした手をゴシゴシこすりながらベンチに座っている女の子を見つけた。
「手、寒くないの?」
 その女の子に話しかけると、その子はびくっとしてから、
「…寒い。」
 とつぶやいた。
「ほら。これあげる!」
 もらったばかりの手袋を女の子に差し出した。
「…ありがとう!」
 女の子は弱々しく笑っていった。特に気にしせず雪だるまを作っていると、だんだん手が冷たくなってきた。
「寒いよ…」
 泣きそうになったその時、キュッ、とブーツを踏みしめる音が後ろでして、ポンと肩をたたかれた。

(結)
 びっくりして振り返ると、もっこもこのコートの、めちゃくちゃ暖かそうな格好をした白髪のおじいさんが立っていた。
 無言で、私に箱を差し出した。そのおじいさんの後ろから、トナカイが顔を出した。トナカイが。
「え?!」
 頭が混乱している。トナカイ?箱?おじいさん?ピンときた。サンタクロース。
「ありがとうございます。」
 箱を受け取る。ボックスティッシュぐらいの大きさの、クリスマス用の包装がされた箱を、ゆっくり丁寧に開ける。
「手袋。猫柄だ…。」
 思わず声に出た。
「ありがとう。」
 顔を上げると、そこには誰もいなかった。




リレー作文によるクリスマスの優しい物語です。
クリスマスが嬉しくて、プレゼントが楽しみで、起きた瞬間から大騒ぎする主人公の様子がなんとも無邪気で可愛らしく(起)、また主人公のお母さんも素敵な人で、ただプレゼントを渡すことなく、「いい子にしていると良いことがある」ことをさりげなく教えています。(承)
(転)では、大喜びしたはずのプレゼントの手袋を、寒そうにしている見知らぬ女の子に躊躇なくあげてしまう主人公の優しさが印象的で、(結)ではその善行がちゃんとサンタクロースによって報われるという結末が心地よかったです。
 短い時間で即興で書くリレー作文は、ストーリー上の矛盾が起こってしまうこともあるのですが、この作品は「いい子にしてれば分かるよ」というお母さんの教えが最後まで繋がって、見事にバトンが渡りました。よく書けました!

※リレー作文は、4人の生徒が起承転結のそれぞれのパートを受け持ち、即興で物語をつないでいきます。今回それぞれのパートに与えられた時間は5分から15分程度でした。

塾長


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プレゼントをありがとう

YUYA(小4)

サンタさんへ

 お元気ですか。今年もこの時期がやって来ましたね。今年もコーヒーを置いておくので飲んでください。できれば今年は希望のプレゼントをください。

 今年はニンテンドースイッチアームズというゲームソフトが欲しいです。なぜならそのゲームは楽しみながら体を動かせて、みんなでやれば運動不足の人もかいしょうできると思ったからです。
 
 ぼくのプレゼントの話は以上ですが、もう一つお願いがあります。それは障害者の方が不自由な部分をなおしてあげて欲しいということです。みんなが元気になって、たくさんの経験ができるからです。

 今年は好みのたのんだプレゼントをください。いつも来てくれて、ありがとうございます。




クリスマスシーズンということで、サンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

プレゼントには自分の欲しいものをくださいという念押しが文章の始めと終わりに書かれているので、吹き出しそうになりました。その一方で、体に不自由な部分がある方のことを気にかけているというのは頼もしく感じます。前半のゲームソフトも運動に関することですし、体を自由に動かし運動できる楽しさ、ありがたさを実感する日々を送っているのでしょうか。今はまだ小4のYUYA君ですが、小5、小6になったら、どんなことを書くのか楽しみです。

塾長

posted by 塾長 at 11:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

サンタさんへ

MANA(小6)

 毎年クリスマス・イブの日、私が寝た後リビングにプレゼントを置いていってくださり、ありがとうございます。

 私は今年、一眼レフのカメラのレンズと3DSソフトの「ガールズモード4〜スタースタイリスト」が欲しいです。なぜそれが欲しいのかというと、レンズはディズニーに行って、写真を撮りたいからで、DSのソフトの方は、元々3を持っていて、面白かった上に、CMを見て、そのCMだけがキラキラ輝いて見えたからです。私がこの二つをもらえたら、とても嬉しくなって大事にします。

 また、私の友達の願いも叶えて欲しいです。私の友達Mちゃんは、アイドルグループ「ジェネレーションズ」の白濱亜嵐君が大好きなので、亜嵐君にいつかは会わせてあげたいです。会わせてあげたら、きっとMちゃんは喜びすぎて気絶してしまうかもしれませんが、いつかは叶うようによろしくお願いします。

 これからもプレゼントを届けてください。お体に気をつけて。お父さん、お母さん。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

欲しいものを2つも書いてサンタさんに甘えてるなぁと思ったら、最後にお父さん、お母さんの文字。この文章で一番言いたいことが『お体に気をつけて。お父さん、お母さん。』だとしたら、なかなか憎い演出です。
小6ともなると、サンタが誰なのかという論争を通り過ぎて、お父さん、お母さんに感謝したり、その健康を気遣ったりできるようになってくるのですね。

塾長

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子どもに、笑顔を

REO(小6)

 サンタさんへ
 今年も寒くなって来ましたね。サンタさん元気ですか?ぼくは元気です。

 いきなりですが、ぼくが欲しいのは「ニンテンドースイッチ」です。もしニンテンドースイッチがあったら、持っているみんなと遊べるし、友達とゲームの話で盛り上がり信頼関係が深まるからお願いです!ニンテンドースイッチをください。

 それからもう一つお願いがあります。ずうずうしいけど許してください。
 最後のお願いは、自分も加えた家族全員長生きできるようにしてください。家族との時間を少しでも長く過ごしたいからです。お願いします。

 というわけで、ぼくの願いは以上です。サンタさん、今年も子どもに笑顔を届けてください。これからもよろしくお願いします。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

ゲームの話で盛り上がって友達との信頼関係が深まるかどかは知りませんが(笑)、欲しいものをアピールする必死さは伝わって来ておもしろかったです。その一方でさらっと書いたように見える、家族との時間を長く過ごしたいという願いに、ぐっときます。家族はそばに居るのが当たり前と思われがちですが、長い人生の中ではほんのひと時の幸せな時間なのかもしれませんね。そういう時間の大切さをどこかでもう気づき始めているのでしょうか。

塾長

posted by 塾長 at 10:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

2017年12月23日

サンタさんへ

ANNA.N(小6)

 夜中に、わざわざおつかれさまです。きっと、外は寒いでしょうし、重たい荷物を運ぶのも、大変ですよね。ありがとうございます。
 今年、私はアミーボというフィギュアの、ファイアーエムブレムのキャラ、セリカと、ニンテンドーNFCリーダー/ライターが欲しいです。NFCリーダー/ライターは、アミーボが無いと使えないし、アミーボもNFCリーダー/ライターが無いと使えないので、片方だけ買わないように気をつけてくださいね。アミーボは、ただのフィギュアではありません、私の持っているゲームで使う事で、特別な女神の試練というステージに行けます。ずっと欲しかったので、もらったら大切に使うつもりです。

 もう一つお願いがあります。それは、弟に笑顔を届けて欲しいという事です。このところ、あまり笑うことのない弟に、サンタさんの力で笑顔を届けて欲しいんです。自分勝手だとは思いますが、どうかお願いします。
 まだまだ寒い日が続くとは思いますが、サンタさんもお体には気をつけて下さい。
 今年で小学校卒業なので、来年もサンタさんが来るかは分かりませんが、よろしくお願いします。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

まるで業務連絡のように正確で冷静は前半、それとは対照的に、弟さんに笑顔をというなんとも心温かい後半。そのギャップの大きさに笑ったり、感心したりしながら、ANNAさんらしさがよく出ているなぁと感じた作文でした。なぜなら、情報を正しく伝えようとするのも、弟さんの話題が会話の中によく出て来るのも、いつものANNAさんなのです。短い文章の中にもANNAさんらしさが出ていて、面白い作文でした。

塾長

posted by 塾長 at 14:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

犬をください

KOJIN(小6)

サンタさんへ。
 今年も寒くなってきましたね。サンタさんはお元気でしょうか。

 それでは本題を言います。今年のプレゼントの件です。ぼくの願いは親に犬を飼うことをゆるして欲しいということです。
 今年はなぜ物理的な物をたのまないのかというと、今まではたくさんサンタさんにプレゼントしてもらいましたが、今はもうお金を貯めて買うということを覚えたからです。でも犬はどうしようもないのでたのみました。また、友達の飼っている犬などを見て、かわいさを知ったので最近もっと欲しくなりました。
 飼えたら散歩をして自分の足が丈夫にもなるのでお願いします。

 また、家族全員が長生きできたり、病気などに強くなれるようにして欲しいです。また、みんなバラバラになっても幸せになれるようにしてください。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

物理的なプレゼントは自分で買えるから必要ないとは!偉いなぁ。お金貯めて自分で買うことをおぼえたなんて。また、物ではない願い事をするあたり、精神的に大人になってきたのでしょうか。ちょっと大人びたお願いで興味深いです。

家族の幸せなんて祈られたら、サンタさんも叶えてあげたくなるでしょうね。

塾長

posted by 塾長 at 14:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

夏にひまなサンタへ

YOSHIHITO(小5)

 夏にひまなサンタ、毎年お疲れ様です。ぼくへのプレゼントだけど、今年はサンタへのプレゼントをたのみます。サンタは冬しかプレゼントを配る仕事がないので、夏はひまだと思います。そこでサンタへのプレゼントは、サンタが夏の間ひましないような物にします。
 サンタは何を夏の間しているのか考えました。サンタにとって夏の間は夏休みのような感じだと思います。しかしサンタには夏の宿題がないので、ひまなんだと思います。
 そこでぼくがたのむ夏にひましない物は、例えばたくさんのゲームです。それをもらえばゲームをしている内に夏から冬になるのではないかと思います。そうすればひまな時はなくなると言うことです。だから、今年はサンタが夏にひましないものをたのみます。




え、自分へのプレゼントはなくて良いんですか!?代わりにサンタさんへのプレゼントとは。しかもサンタクロースの夏の過ごし方を想像した上でのリクエストとは!
いくら作文教室で書くサンタクロースへの手紙とはいえ、何もいらないと言うパターンは初めてかもしれません。子ども達はプレゼントを欲しがるものと決めてかかっていた、自分の油断をちょっと反省しました。
色々想像して、自分なりの発想で書いてくれたことが嬉しかったです。

塾長

posted by 塾長 at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

サンタクロース様

SHOTA(小5)
 
 毎年、毎年、お疲れ様です。
 ぼくが欲しいのは、アイフォン(スマホ)です。理由は、ゲームをできたり、友だちと通信したりできるからです。またYouTubeが見られたり音楽が聞けたりするからです。そして、ヤフーやグーグルで調べ学習などいっぱいできるからです。
 それから最近、震災にあった人たちにふとんなどをあげて下さい。



クリスマスシーズンということでサンタクロースへ手紙を書いてもらいました。

やっぱりスマホ人気ですね。確かにゲーム、通信、調べ物と一つあればできることは多く、道具としては魅力的なのでしょう。子どもの立場で考えれば、自分でできることが一気に増えて、世界が広がるようなワクワクがあるのかもしれません。もらった人の使い方次第で、良いプレゼントにも、そうでないものにもなるというのが、大人としてはちょっと難しさを感じるところです。昔と違ってプレゼントをあげたらおしまいではなく、あげてからの使い方まで見ていてあげないといけないのかもしれませんね。考えさせられます。
その一方で被災地の方には布団という、すごく直接的に役立つ、分かりやすいプレゼントを望むあたりも興味深い作文でした。

塾長

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2017年12月22日

サンタクロースへ

AOI(小5)

 毎年毎年、ここまでご苦労様です。今年は一段と寒いですね。サンタさんは体調崩していませんか。僕は骨折をしてすごく大変でした。

 さて、ここからが本題です。僕が今年、欲しい物は「なんじゃもんじゃゲーム」です。これはYouTubeで見て、面白そうだったのでたのむことにしました。また、この「なんじゃもんじゃゲーム」が欲しいもう一つの理由は、みんなと笑って、ずっと仲良くしていきたいからです。

 今年もプレゼントを届けてくれてありがとうございます。最初に書いたとおり今年は一段と寒いですから、サンタさんも体調に気を付けて、世界中にプレゼントを配って行って下さい。来年も楽しみにしています。



クリスマスシーズンということで、サンタクロースへの手紙を書いてもらいました。
幼い頃からタブレットやスマホを自由に操り、テレビよりもYouTubeを愛する子どもたちが多い昨今、何か大切なものが失われてはいないだろうかと心配になることも多いのですが、今回のAOI君の作文で「みんなと笑って、ずっと仲良くしていきたい」という素直で優しい願いを読むことができ、すごくほっとしました。結局、方法や道具が変わっても、子どもらしい根っこの部分は変わっていないことを感じられたからです。どうか世界中の子ども達が、みんなで笑って、仲良く過ごせるクリスマスでありますように。

塾長
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サンタさんへ

SUMIRE(小4)

 私がクリスマスにほしい物は、ミュージックプレイヤーです。理由は、私は音楽が好きで、歌がけっこう好きだからです。私が今はまっている歌は「打上花火」です。打上花火は、今年の8月ぐらいにやっていた映画の歌です。私は、今この歌のダンスを練習していますが、まだ少ししか練習していないので少ししかできません。でもミュージックプレイヤーがあったら、もっとダンスが上手くなるかもしれません。

 それから、私はこまっている人に何かしてあげたいと思います。だからサンタさん、みんなにスマホをあげて下さい。そうしたら、そのスマホを使って、私がみんなをたくさん笑わしてあげたいと思います。

 サンタさんにはクッキー三枚とココア二杯をあげたいと思います。そして「毎年ありがとうございます。」と一度言ってみたいです。




 クリスマスシーズンということで、サンタクロースへの手紙を書いてもらいました。
 自分が欲しいプレゼントについて、理由ともらえたらどうしたいかまで詳しく書くことができました。
 また、困っている人に何かしてあげたいことが、笑わすことという発想が素敵ですね。そんな小4の少女に直接『毎年ありがとうございます。』などと言われたら、サンタさんも嬉しいことでしょう。

塾長
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サンタへの手紙

REI(小6)
 今、私が欲しいのは”リファのコロコロ(ローラー)”です。最近ちょっと太った気がするので顔のむくみが簡単に取れるリファのローラーが欲しいです。
 個人的にはこれだけど、他にも届けてもらいたい物があります。困っている人に食料を届けて欲しいです。
 最近の世界では災害が多く発生しています。アメリカではハリケーンが襲ってきたり、イラクでは地震が襲ってきたりと、苦しんでいる人がたくさんいることと思います。せめて食べる物だけには困って欲しくないので、おいしいステーキとかおいしすぎるパンとか、栄養があって皆が健康になれるものをたくさん届けてください。よろしくお願いします。

 追伸 サンタさん、いつもお願い叶えてくれてありがとう!これからも世界中のみんなを笑顔にしちゃってください。




クリスマスシーズンということで、サンタクロースへの手紙を書いてもらいました。
クリスマスプレンゼントにお顔のローラーが欲しいとは!小6女子の心はもう半分大人なのですね。大人といえば、自分以外の誰かにプレゼントをと考えた時に、被災地の方へ『栄養があって皆が健康になれるもの』をという書き方も随分大人で感心しました。

塾長
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2017年12月20日

改めて考えたら

REO(小6)

「あれウサギの足跡じゃない?」
「いやあれはキツネの足跡だ!」
 ぼくたちは雪に残された足跡について言い合っている。今ぼくと友達は雪山の頂上までリフトに乗っている。
「タン。」
「サーーー。」
 とリフトから下りてきれいにすべった。
「競走だ。」
 と友達が言った。ぼくはうなずいて勝負に挑んだ。すべろうとすると近くにいた女の子が怖いよ怖いよと言っていた。だけどぼくにはそんな心はない。確かに頂上に行くと怖いと思う。だけど楽しいという気持ちだけあれば全然怖がらないで楽しくすべれる。
 ぼくたちは勝負を続けていたが一度止まった。なぜ止まったかと言うと、道が二つに分かれているからだ。一つはゆったりとしたコース、二つ目はすごく急斜面だ。ぼくたちは、いつもゆったりとしてコースだったけど
「急なコースで行こう!」
 ぼくは笑って言った。友達は少しなやんでいたけど
「いいよ。」
 と言った。ぼくは勢い良くすべった。
「うわっ!はやっ!」
 ぼくはスキー板を真っ直ぐににして直線に進んでいた。そうすると危ないので、ぼくはスキー板を右左とジグザグにすべった。そうしたら安全にすべれることを知っている。ぼくがジグザグにすべったのを見習って友達もジグザグにすべって安全にすべれた。
 ゴールが近づいてきた時に友達が追い上げてきた。自分も負けじとスピードを上げる。景色は直ぐに消えて行き、真横には友達の姿しか見えなかった。
 最後には一緒にゴールして引き分けになった。
 ぼくたちは今日初めて急な所をすべれたし、すごく良い戦いができたから、また一緒に戦いたい。
 改めて山を見るとすごく怖く見えた。だけどぼくは全コースを回った。楽しさがあったからここまで来れたと思う。




『だけど楽しいという気持ちだけあれば…』なんと素晴らしい!スキーを通してREO君が気づいたことは、彼の今後の人生のいろんな場面で生かされるのではないでしょうか。
楽しんでやる強さを味方にすれば、行くべき道の選択も、越えるべき困難も、軽々とクリアできるはずです。全編通して、彼のワクワクする気持ちが伝わってくる作文に、僕も幸せをもらいながらの添削でした。
『急なコースで行こう!』と笑って言うシーンも格好良かったです。

塾長


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2017年12月07日

あの頃の味

CHIKARA(高2)

 もう11月も後半。日に日に肌寒さが増し空気も冬っぽくなって来た。コートを羽織り、街を歩く人々は、ベンチに腰掛けた僕を羨ましそうに見つめていた。いや、僕が持っているおでんを見つめていたのだった。
 ふたを開けると、真っ白な湯気とともに、出汁のいい香りがふわっと漂ってきた。容器の中にはとても熱そうな大根が一切れプカプカと浮かんでいた。
 僕は急に懐かしい気持ちになった。小学生の頃、共働きの両親は帰りがいつも遅かったため、ほぼ毎日祖母の家へ遊びに行っていた。冬になると、祖母は、おやつの代わりによくおでんを出してくれた。出汁がよく染み込んだ熱々おでんはとてもおいしかった。
 おでんを食べるのは久しぶりだ。早く食べたくてしょうがない。大根を切ろうとすると、はしがスーッと入っていった。ホクホク熱々の大根は、あの頃と同じように、出汁がよく染み込んでいた。




寒い日に散歩をして、途中コンビニのおでんを一つだけ食べてみる、という課題に対して書かれた作文です。
日常のたわいもないワンシーンを、さりげなく、優しく、どこか懐かしい、素敵なワンシーンに変えてくれるCHIKARA君の文章力や話題の広げ方に感心しました。真っ白な湯気、出汁の香り、味、温度…こんな短い文章の中に五感をたっぷり使って書かれた文章からは、CHIKARA君の優しさや、豊かな感受性、彼の生い立ち、彼の持つ様々な要素が伝わってきます。おまけに「大根を切ろうとすると、はしがスーッと入っていった。」というように、おでんに対する繊細な描写も含まれ、彼の表現力の高さも感じられました。
読後、おでんを通して彼が書いてくれた、おばあさまの優しさや、その優しさをきちんと理解しながら成長した現在のCHIKARA君の人柄が、読んでいる僕の心に温かく染み込んできました。

塾長

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2017年12月02日

リレー作文「サンタクロースの仕事」

YUKI(中2)、OTO(中2)、RIO(中1)、RISA(小6)

(起)
 冷たいものが顔に当たった。
 雪だ。今日は十二月二十四日、クリスマスイブ。街の中心部はイルミネーションで飾り付けがされている。綺麗だ。その中を歩いて行った。

(承)
 「あ、ほどけてる。」
 いつのまにか靴のひもがほどけていた。ひもを結ぶために脇によける。
 しゃがんだ時、何か走るものが目に入った。
「なんだろう。」
 僕は、ほどけたひもを靴の中に入れて、追いかける。

(転)
 夢中で追いかけていると、サンタの服が置いてあった。なぜだか光を帯びている。いつの間にかしゃがんで手を伸ばしていた。触った瞬間にあったかい雰囲気を感じた。何があったんだろうと思い、周りを見渡すとトナカイと小人がいた。
「あなたが今年のサンタクロースさんです。これから色々な地域を回ってプレゼントを渡していってください。」
 といきなり試練を与えられてしまった。
「え…」
 と僕は立ち上がって、状況が理解できないまま立ち尽くしていた。

(結)
 「はっ。」
 気づくと、僕はソリに乗って、空を飛んでいた。
「え…どうやったらいいのかわからないよ、どうしよう。」
 と考えていると、いきなりソリが止まった。
「わっ、びっくりした。」
 下を見ると家の屋根が見えた。
「この家の子どもに、プレゼントを渡すのかなぁ、でも、どのプレゼントを渡せば…」
 と考えていると、一つのプレゼントが光った。試しに光ったプレゼントを屋根に向かって落としてみた。すると、プレゼントは、その家に入っていった。
「すごい、こういう仕組みなんだ。よし、頑張って、早く終わらせるぞ!」
 百個以上あったプレゼントを何とか、全て配り終えることができた。
「つかれた…」
 とつぶやいたら、前いた場所に戻っていた。
「あれ?さっきのは、全部夢だったのかな?」
 と思っていると、頭の中で、試練を出した人の声が聞こえた。
「おめでとうございます!あなたはサンタクロースの仕事を全てやり遂げることができました。ぜひ、来年もサンタクロースになってくださいね。」
 さっきのは、夢ではなかったと分かった。
「来年も、サンタの服を見つけたいな。」
 そうつぶやいて、イルミネーションを見ながら夜の街を歩いた。




4人の生徒が起承転結のそれぞれのパートを受け持ち、即興で物語をつないでいくリレー作文。それぞれのパートに与えられた時間は5分から15分程度という中で、うまく連携ができた作品でした。
(起)でクリスマスイブのイルミネーションの町並みを登場させ、それが(結)の最後の風景へと繋がり、(承)で主人公が何かを追いかけたからこそ、(転)でサンタクロースの服を見つける、という具合に伏線を用意する人とそれを活かして書く人が、それぞれの役割をバランスよくこなし、一つの物語としてまとまりが感じられます。
またサンタクロースが一般の人の中から選ばれるという設定も面白いアイディアですし、サンタクロースの仕事の進め方を描く際に、素人サンタでもちゃんと仕事ができる仕組みを考えて書いているのも見事でした。
全体を通して感じる、優しく夢のある世界観はクリスマスの物語としてふさわしく、これがほんの60分程度の時間に教室で生まれた物語だということを忘れてしまうほど、素敵な物語になったと思います。お見事でした。

塾長


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2017年12月01日

サンタクロースはいないのでしょうか?

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塾の小学生に聞くと
幽霊、宇宙人は絶対いるけど
サンタクロースは多分いないのだそうです

煙突がないのにどこから家に入るのかとか
そもそも不法侵入だとか言うのです

でもちょっと発想を変えてみれば楽しいのになぁなどと思うのです

例えば
サンタクロースが未来人や宇宙人だとしたら
「どこでもドア」や「瞬間移動」の技術くらい持っていて
簡単に入ってきてくれるだろうにと

どこか冷めた思考は
自由な想像力まで削いでしまっているようで
ちょっと気になるこの頃です

塾長


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プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。