2016年02月12日

友達とタピオカ

YUKA(中2)

 外に出て、少し歩いていると、つい一昨日来た道が広がっていた。時間帯のせいもあるのか、前に開いていた店が沢山閉まっている。しかし、パチンコ屋がある辺りは、いつも通り明るく光っていた。
 そんな中、私は色々なことを考えていた。
 例えば、学校のことだったり、タピオカの上手な吸い方などを考えていたが、一番私の頭の中を占めていたものは、「SHISHIMA(シシャモ)」というバンドのことだ。このバンドは、最近友達に勧められて知ったバンドだが、聞いた途端すぐにはまってしまった。
 「SHISHIMA」の歌で、「脇役」という曲の一節に、「友達は何人ですか、一人です、さみしいなんて思わない、量より質と教わったから」というものがある。私は、この歌詞を聞いて、最近「友達」というものについて考えるようになった。未だ「友達」の本当の意味を私は理解できていない。悩みだって沢山ある。しかし、この意味が全て解った時に今の悩みが全て吹っ飛んでいたらいいなと、先生に買ってもらったタピオカを飲みながら考えていた。
 次は、その本当の意味での友達と一緒にタピオカを飲みたいと思う。



うちの塾では良く散歩にいきます。ひとつには季節を感じたり、周りを観察したりすることで作文のネタになるからです。でも、時に散歩は、自分の考えを整理したり、自分と向き合ったりする時間にもなります。
YUKAさんの作文は日頃から内面の葛藤や悩みに踏み込んで書いてくれることが多く、同じ年頃の人の多くが抱える問題にも正面から向き合っている印象があります。今回もちょっとした散歩の中で、友達というものについて、まだ答えは出ないものの、思いを巡らせている様子が良く伝わってきます。また、「友達」の話に繋げるために歌詞を引用する際には実に適切な選択がなされていて、YUKAさんの友達というものに対する立場が理解しやすくなっています。そこに感覚の鋭さやセンスの良さを感じました。

塾長


posted by 塾長 at 15:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介
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プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。