2016年07月14日

七夕の「かもしれない」

YURIKA(中1)

 階段を下りると、工事中の店があったり、電気がついたり消えたりしている建物もあった。今日は七夕だというのに今のところ特に変わった様子もない。
 イヤホンを耳につけて一人で歩いている男の人、ベビーカーを押して歩いている女の人、自転車に乗ろうとチャレンジしている男の子……。ぱっと見では変化は分からないけれど、もしかしたらその人にとって特別なことがあったのかもしれないし、これからあるのかもしれない。
 男の人が聞いている曲は、何か特別な曲かもしれないし、ベビーカーに乗っている子どもは今日が誕生日かもしれない。もしかしたら男の子も自転車に今日乗れるようになるかもしれない。
 今のことはあくまでも想像だけれど、百パーセントまちがっているとも言い切れない。だから、こうして普通に街を歩いているだけで幸せなことだと思う。




 ベビーカーに座る子どもは今日が誕生日かもしれない!と思った途端に、文中の風景に色がついたように感じました。そしてなんだか嬉しい気分になりました。YURIKAさんが、平凡な風景の中から特別なものを見つけようとしてくれたこと、それらを見つけて文章にしてくれたことが嬉しかったからです。
 YURIKAさんには、他の人達と同じ景色を見ながら、他の人に見えないものを見る力があるようです。その想像力は退屈な時間を特別なものに変え、特別ではない日々を幸せな日々に変えてくれるかもしれませんね。


posted by 塾長 at 13:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介
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プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。