2018年03月03日

今を生きるということ

MANA(小6)

 時間とは何か。最初に思いついたのは、生命の誕生と死だ。どこかで
「オギャーー。」
 と産声が上がったら、どこかで誰かが倒れ、息をひきとる。人生とは、時間とは、そのようなものだ。
 私は前、谷川俊太郎さんの「生きる」という詩を読んだことがある。この詩では、今、この時間(とき)の流れを、日常でありうることで表している。その中でも私は、第四連の文が心に残った。

「生きているということ
 いま生きているということ
 いまどこかで犬がほえるということ
 いま地球がまわっているということ
 いまどこかで産声があがるということ
 いまどこかで兵士が傷つくということ
 いまブランコがゆれているということ
 いまいまが過ぎていくということ」

 この連はまさに時間を表していると思った。今、この瞬間、何かがどこかで誕生し、何かがどこかでなくなっているのかもしれない。そう考えると、今、この瞬間を生きていられる私は、とても幸せだと思った。
 今、この瞬間を大切にするのは、とても大事なことだ。そして、悔いのないよう1日1日を過ごすということも、いつ来るか分からない別れのためにも、必要なのではないか。



あなたにとって時間とはどういうものですか?という課題に対する作文です。

MANAさんは谷川俊太郎さんの詩の一部を覚えていて、今回の作文に引用しました。谷川さんの詩を暗唱しているというだけで感心してしまったのですが、引用して満足するのでなく、その後に自分の考えをきちんと書いてくれたことはさらに良かったと思います。MANAさんの作文を読んでいて、瞬間の積み重ねが時間となり、さらには人生となるので、どの瞬間も大切に生きなくてはいけないと教えられたように感じました。小学校卒業を目前に控えたMANAさんが、時間の大切さを実感している様子が伝わって来る作文でした。

塾長
posted by 塾長 at 15:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介
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プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。