2018年03月08日

時間は敵か味方か?

ANNA.N(小6)

 「時間」とは何か。辞書で調べると、答えは簡単に見つかるだろう。しかし、「命」や「愛」のように、人によって大切なものが違うように、人によって「時間」という言葉に感じる意味も違うと思う。

 私にとっての「時間」は、この世界の元だと思う。今こうしている時にも、どこかで誰かが生まれ、誰かが死んでいっている。普段、私達はそんな事は考えもしていないが、実際に起こっている事なのだ。しかし、だからと言って、私達がどうこうもできない。それが「時間」なのだと思う。

 そして、時々感じるのが、「時間は怖い」という事だ。ちょっとした選択でも、時間がたてば、大事になる事だってある。私達から見て、味方にも敵にもなるのが「時間」だ。
 そんな時間を、私達は間違えないよう、慎重に使っていかなければならない。とは言え「未来でこう後悔する」など分からないので、ある意味、私達は毎日、運試しのような形で生きているのかもしれない。

 私が今、学校で問われているのは、「卒業までの時間をどう使うか」だ。後に後悔しないよう、自分から行動していく事が、これからは大切になってくると思う。卒業まで残り二週間、残された「時間」を後悔しないように、1日1日を大切にしていきたい。



引き続きテーマは時間についてです。参照「時間について」

読んでいて面白いなあと思ったのは、ANNAさんの中で時間に対する考え方の軸が二つ存在しているように感じた事です。
まず時間は世界の元であって私達にはどうにもできないものだという考えが見えます。その一方で時間は慎重に扱いながら、後悔のないように私達が使うべきものとも書いています。時間を圧倒的で手の届かない存在と考える一方で、使うものという考えも同居しているのは実に正直な感覚なのでしょう。それは矛盾というよりも、時間という存在の難しさ、掴み所のなさを素直に受け止めていることからくる時間の二面性ではないでしょうか。同じような捉え方は、「時間は味方にも敵にもなる」という考え方にも見られます。
ANNAさんはそろそろ、物事には白にも黒にもなるものがあると知り始めているのかもしれません。今回はテスト用の作文ではなく、時間とは何かを考えてもらう事が大切だったので、無理に相反することを作文の中で整理することなく、そのままの形で残しておきました。ANNAさんが使い始めた物事の二面性に気づく目には、これからの世界がどのように映るのか実に楽しみです。
最後に今回の作文で、僕が個人的に格好いいなぁと思う表現があったのでそれを紹介します。それは「私達は毎日、運試しのような形で生きているのかもしれない」という部分です。これからの複雑な世の中を力強く、潔くサバイバルしていけそうなイメージを受けました。

塾長


posted by 塾長 at 14:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介
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プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。