2019年04月28日

歳をとって

KOTARO.I.(高3)

 最近は、時が過ぎるのがあっという間な気がする。高校生になったあたりから、そう思うようになった。小学生の時は良くも悪くも、時が過ぎるのが長く感じたものだ。今日も桜を見て、もう一年も経ったのかと驚いたものだ。歳を重ねるごとに時間の感じ方が短くなっている。私はそれが悲しくもあり、不思議である。

 私は、生き物の寿命によって時間の感じ方が違うのではないかと思う。
 例えば、セミは成虫になってから七日間しか生きることができない。私たち人間からすると七日間はすぐであるが、セミの成虫はその七日間が一生である。要するに、セミには七日間が人間でいう百年間みたいに時間を感じているのではないのか。
 私はそういう生き物や年齢によって時間の感じ方が違うのが悲しくもあり、不思議でしょうがない。




少し前に桜を見に行った時の作文です。
読んでいるうちに、セミの成虫にとっての七日間は僕らが思うほど短いものではないのかもしれないという気になってきました。確かに星の一生に比べれば人間の一生など一瞬の時間だと言われますが、生きている当人たちにとっては、山あり谷ありドラマありのなかなかに長い時間であります。なるほど時間の長さや重さの評価は相対的なものなのかもしれません。なんとなく時間の秘密が分かってきた気がします。ということは、どんな短い時間でも、例えばたった一週間でも、それを自分の一生と思って必死に生きることができれば、何かの生き物の一生分と同じくらいの価値をそこに見いだせるかもしれません。この作文を読んだら、もっと時間を大切にしようと思うだけでなく、自分の残りの時間に、まだまだ大きな可能性があるような気がしてきました。ありがとう!ちょっと元気が出ました。

塾長



posted by 塾長 at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介
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プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。