2018年03月08日

時間は敵か味方か?

ANNA.N(小6)

 「時間」とは何か。辞書で調べると、答えは簡単に見つかるだろう。しかし、「命」や「愛」のように、人によって大切なものが違うように、人によって「時間」という言葉に感じる意味も違うと思う。

 私にとっての「時間」は、この世界の元だと思う。今こうしている時にも、どこかで誰かが生まれ、誰かが死んでいっている。普段、私達はそんな事は考えもしていないが、実際に起こっている事なのだ。しかし、だからと言って、私達がどうこうもできない。それが「時間」なのだと思う。

 そして、時々感じるのが、「時間は怖い」という事だ。ちょっとした選択でも、時間がたてば、大事になる事だってある。私達から見て、味方にも敵にもなるのが「時間」だ。
 そんな時間を、私達は間違えないよう、慎重に使っていかなければならない。とは言え「未来でこう後悔する」など分からないので、ある意味、私達は毎日、運試しのような形で生きているのかもしれない。

 私が今、学校で問われているのは、「卒業までの時間をどう使うか」だ。後に後悔しないよう、自分から行動していく事が、これからは大切になってくると思う。卒業まで残り二週間、残された「時間」を後悔しないように、1日1日を大切にしていきたい。



引き続きテーマは時間についてです。参照「時間について」

読んでいて面白いなあと思ったのは、ANNAさんの中で時間に対する考え方の軸が二つ存在しているように感じた事です。
まず時間は世界の元であって私達にはどうにもできないものだという考えが見えます。その一方で時間は慎重に扱いながら、後悔のないように私達が使うべきものとも書いています。時間を圧倒的で手の届かない存在と考える一方で、使うものという考えも同居しているのは実に正直な感覚なのでしょう。それは矛盾というよりも、時間という存在の難しさ、掴み所のなさを素直に受け止めていることからくる時間の二面性ではないでしょうか。同じような捉え方は、「時間は味方にも敵にもなる」という考え方にも見られます。
ANNAさんはそろそろ、物事には白にも黒にもなるものがあると知り始めているのかもしれません。今回はテスト用の作文ではなく、時間とは何かを考えてもらう事が大切だったので、無理に相反することを作文の中で整理することなく、そのままの形で残しておきました。ANNAさんが使い始めた物事の二面性に気づく目には、これからの世界がどのように映るのか実に楽しみです。
最後に今回の作文で、僕が個人的に格好いいなぁと思う表現があったのでそれを紹介します。それは「私達は毎日、運試しのような形で生きているのかもしれない」という部分です。これからの複雑な世の中を力強く、潔くサバイバルしていけそうなイメージを受けました。

塾長


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自分にとっての時間

RISA(小6)

 私にとって時間とは、自分の心の表れである。自分が退屈だと思う時には、時間はゆっくり過ぎるが、楽しい時は、時間は早く過ぎる。
 学校の授業が退屈な時は、よく時計を見る。
「一、二、三、四…」
 心の中で六十まで数える。
「五十九、六十!」
 時計を見る。しかし、三十秒くらいしか過ぎていない。
「おかしい、あの時はこわれている。」
 いつもそう思ってしまう。

 友達と話している時や、遊んでいる時は、時間を忘れてしまう。小学一年生の頃は、時間のことを忘れてしまうことが多々あった。
「五時の鐘がなったら家に帰ってきてね。」
 母に何度も念を押されて、公園に行った。しかし、五時の鐘が鳴ったことにも気づかず、結局七時まで遊んでしまった。

 成長するにつれて、時間を守るようになっていった。これは、成長につれて、心も成長しているからだ。
 だから、私は、時間とは心の表れであると思う。



時間とは心の表れですか。なるほど、そうかもしれませんね。
自分の心の状態によって、時間の流れが速くなったり遅くなったりするというのは多くの人が持っている感覚ですね。
RISAさんは、これらの考えを述べるために、実際の経験を交えて書いてくれたので、作文の書き方としても分かりやすいものになりました。
この作文を読みながら、幼い頃にあくびを噛み殺しながら教室の時計を何度も見ていたことを思い出しました。
あの時の一分と、今こうして作文を読んでいる一分では、まるで違う長さに感じます。つくづく時間というのは不思議なものですね。

塾長


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2018年03月03日

今を生きるということ

MANA(小6)

 時間とは何か。最初に思いついたのは、生命の誕生と死だ。どこかで
「オギャーー。」
 と産声が上がったら、どこかで誰かが倒れ、息をひきとる。人生とは、時間とは、そのようなものだ。
 私は前、谷川俊太郎さんの「生きる」という詩を読んだことがある。この詩では、今、この時間(とき)の流れを、日常でありうることで表している。その中でも私は、第四連の文が心に残った。

「生きているということ
 いま生きているということ
 いまどこかで犬がほえるということ
 いま地球がまわっているということ
 いまどこかで産声があがるということ
 いまどこかで兵士が傷つくということ
 いまブランコがゆれているということ
 いまいまが過ぎていくということ」

 この連はまさに時間を表していると思った。今、この瞬間、何かがどこかで誕生し、何かがどこかでなくなっているのかもしれない。そう考えると、今、この瞬間を生きていられる私は、とても幸せだと思った。
 今、この瞬間を大切にするのは、とても大事なことだ。そして、悔いのないよう1日1日を過ごすということも、いつ来るか分からない別れのためにも、必要なのではないか。



あなたにとって時間とはどういうものですか?という課題に対する作文です。

MANAさんは谷川俊太郎さんの詩の一部を覚えていて、今回の作文に引用しました。谷川さんの詩を暗唱しているというだけで感心してしまったのですが、引用して満足するのでなく、その後に自分の考えをきちんと書いてくれたことはさらに良かったと思います。MANAさんの作文を読んでいて、瞬間の積み重ねが時間となり、さらには人生となるので、どの瞬間も大切に生きなくてはいけないと教えられたように感じました。小学校卒業を目前に控えたMANAさんが、時間の大切さを実感している様子が伝わって来る作文でした。

塾長
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2018年02月28日

窓の外の人達

NOA(中2)

 秋の雨は冷たい。だから家でゲームをする。外に出て遊ばなくてもいいのだから。家の中はヒーターがついていて暖かい。外とは違って。

「ポツポツ、ザーザー。」
 窓に当たる雨の音が心地良い。
 そう思うと同時に、この窓の外で苦しんでいる人がいると思うと、自分はここにいていいのか?と思ってしまう。
 しかし何も出来ない。神に祈ることで他人を助けようとする人もいる。そうしても何も起こらないし、誰も助からない。僕は本当に無力だ。他人事と簡単に切り捨てられるが、そうすべきではない。せめてもと、ユニセフなどのボランティアの箱にお金を入れるが、助けている実感がない。
 大人になったら、出来るかぎり他人を助ける人間になりたい。

 秋の雨は冷たい。でも外ではもっと冷たい思いをしている人達がいる。この人達が助かるように。今の僕は祈ることしか出来ない。叶わないと分かっていても。



この作文のテーマは「秋の雨」。もっと早く掲載するはずが、僕の仕事の遅さで遅くなってしまいました。ごめんなさい!

課題は「秋の雨」から連想することを自由に書くことでした。
主人公は暖かい部屋に守られて心地良く雨の音を聞いているのですが、思いは窓の外の人達へと飛んで行きます。そして自分とはまるで違う境遇に身を置き、苦しんでいる人々を思い、彼の葛藤が始まります。
決してロマンチックにあるいは英雄的に人助けをすることを想像するのではなく、むしろ自分の無力さに気づいているところにNOA君らしさが出ていて、自分の考えを率直に書いてくれていることが伝わってきます。もっともそこまでであれば上手に書けた作文で終わるところなのですが、さらに彼は、今できる行動をし(ユニセフの募金など)、それでもなお無力感を抱えているということまで書いてくれました。最後には、一度は自ら否定した「祈ること」しか今はできないと認めつつ、大人になったら人を助けたいとも書いてくれました。その内容から、NOA君が作文を書く時に、書かされているのではなく、自分で考えて、しっかり課題に向き合っていることが感じられました。
NOA君の作文を読んでいると中学生になってからの精神的な変化や成長が強く伝わってきてびっくりすることがあります。他者への優しい感情が芽生え、育っていく過程は、美しい草花の成長を見るように素晴らしい光景を見ているようでもあり、この仕事をしている上での大きな喜びです。素晴らしい作文でした。

塾長


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2018年02月08日

ぼくはめずらしい

REO(小6)

 こんにちは、ぼくは何の花か分からないつぼみだ。ぼくは木さんの根っこから栄養を分け与えてもらっている。
 今この時期につぼみができるのはめずらしい。だからぼくはめずらしい。めずらしいから咲いたらきれいな花になるに違いない。
 そう思っていたら枝が急にゆれ始めた。
「わぁ〜!やめろ〜!!」
 と言った。ゆらしていたのはメガネをかけている小さな人間だった。
「やめろ!ぼくはめずらしいんだぞ!」
 と言った瞬間ゆれがおさまった。そして小さな人間も去っていった。



 毎日寒い日が続いていますが暦の上では立春を過ぎてもう春。ちょっと寒いのを我慢しながら「春のきざし」を探す散歩をしてみました。
 散歩中、僕らは緑道の木の枝の先につく、膨らみ始めた蕾を見たのですが、REO君はそのつぼみの気持ちになってこの作文を書いてくれたようです。
 自分を「ちょっとめずらしい」存在として自慢げに語る蕾が可愛らしく、また、皆と同じであることでなく、めずらしいということに価値を見出しているところに面白みを感じました。
 ところで木を揺らす少年はREO君本人です。木の枝の先から自分を見下ろすような視点を使って書かれた作文は、可愛いながらも、工夫を感じる高度なもので、ちょっとめずらしい作文でした。

塾長

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2018年01月28日

検定くやしい

SUMIRE(小4)

 私は12月27日〜30日まで、新潟のスキーキャンプに行っていた。三泊四日なのだが、その中で一番楽しかったのは、三日目だ。三日目は、スキー検定。いやだなぁと一日目も二日目も思っていたけど。
 今回私が受けるのは、一般の2級だ。一般の2級は、パラレルで、大回り・小回り、そしてシュテムターンだ。
 私は検定の時、ずっときんちょうしすぎていたのと寒さでふるえていた。他の人の検定を見ていたら、次は私の番だった。
 まずは大回り、次にシュテムターン、そして最後に小回りをやったが、全然自分の本気を出せないで終わった。いちおう検定は終わったけれど、問題は受かっているか受かっていないかだ。
 そして検定の発表の時、私は紙を見て、受かっていないことが分かった。大回り、小回り、シュテムターン全部1点ずつ足りなかった。私はショボンとしたが、その後おみやげの時間で自分が気にいったキーホルダーを見つけて買ったので元気になった。
 でも、受からなかったのはくやしかったので次のスキーで絶対に受かりたいと思った。私は遠くを見て受かった時を想像した。




 昨年の出来事で最も印象に残っていることを書くという課題に対して書いてくれた作文です。

 検定直前の「ずっときんちょうしすぎていたのと寒さでふるえていた。」という一文は、この時のSUMIREさんの気持ちをとてもよく伝えてくれる表現で、表現力がついてきたなぁと感じました。
 また最後の一文、SUMIREさんの目に映っていたのは雪山でしょうか?遠くを見ながら決意を新たにしている少女の凛とした姿が浮かびました。
 まだ四年生ですが、文章がしっかりしてきましたね。成長を感じます。

塾長


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2018年01月26日

年越し肉まん

AYAMI(中2)

 もう一年経っちゃったな〜と思いながらボーッと紅白を毎年のように見ていた。久々にお父さんも日本に帰ってきて、家族みんなでこたつでほのぼのとしていた。年越しそばを食べて、テレビを見ながら笑ったりして、のんびりといつも通りの年越しだ。
 そんな時間もあっという間に過ぎていて、気がつくとテレビからボーンと鐘の音が聞こえてきた。その音と一緒に、ずっと見ていたスマホの画面から顔をあげると、もうすぐで時計の針が12を指そうとしているのに気づいた。私はお姉ちゃんと、またいつも通りのジャニーズカウントダウンコンサートを見始めた。そんないつも通りの時間を過ごし、年が明けていった。

 「よし!じゃあ行くか!」
 とお父さんは暖かいこたつから立ち上がりコートを着始めた。私の唯一の年越しの楽しみで、毎年恒例の、神社で鐘を鳴らしに家族みんなで外へ出た。
 外は真っ暗で、人通りが少ない町を歩くのは何か特別感があってドキドキした。
 今年は珍しく祖母の家の近くの神社ではなく、家の近くの神社に行ってみることにした。しかし、そこに着くと、寒い中、坂の上から想像以上に人が並んでいてびっくりした。あまりの人の多さに私達はあきらめて家に帰ることにした。
 私が少し落ち込んでいると、お母さんがコンビニでホクホクの肉まんを買ってくれていた。坂の上からは、ボーンと鐘が町中に鳴り響いていたが、肉まんだけで私は十分幸せだった。いつも通りじゃないけど、肉まんの年越しもいいなと思った。




文章全体から家族で過ごす穏やかな年明けの空気が伝わってきて、読んでいて幸せな気分になりました。
前半は『いつも通り』という言葉が何度も出てくるように、家族で変わりなく過ごす幸せが描かれ、後半はいつも通りにいかないながらも、家族とのふれあいの中で見つける小さな幸せが描かれています。そして最後は、坂の上から町中に響く大きな鐘の音と、手の中の小さな肉まんのイメージが、大小異なりながらもそれぞれにAYAMIさんが持つ幸せのイメージとなり、ほっとするハッピーエンドとなりました。家族がいれば結局は幸せなんだなぁと思わせてくれる優しい作文です。

塾長


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2018年01月25日

ストレス解消の雪合戦

REI(小6)

 昨日は雪が降った。今日は雪は降っていなかったけど生徒は安全のため10時30分前の登校となっていた。しかし私が学校へ着いた時間は9時40分。約1時間ほど早く来た。もちろん理由はある。それは雪遊びがしたかっただけである。周りの人から見たら「小六にもなって雪ごときでそんなにはしゃぐか」という風に思うかもしれないが、この間の雪(四年前)が降った次の日、雪をさわろうとしたら何と…かたい。そうメチャクチャかたくて人にぶつけたらケガして大変というくらいのレベルで、校庭でも遊べず雪がとけるのを待つだけになってしまった。しかし今年の雪は柔らかい。お〜。それだけで感動してしまった。「よし今年こそ雪合戦するか!」と思い、なるべく早く学校へ行きたくなり、急いで向かった。

 さっそく自分の学校の馬鹿でかい校庭を見ると、一面まだ誰も踏み入れてない真っ白な空間が広がっていた。太陽の光が当たるとキラキラ反射していて幻想的だった。しかし校庭に入ってはいけないという指示が出ていたのであきらめて教室へ向かった。

 ろう下を歩いていると考えが浮かんできた。「三時間目って体育…。てこーとーは…!」そう一、二時間目からではなく三時間目からの登校だったので、最初の授業は三時間目からとなり、そして外の一番広い校庭は私達が使う事になっていた。そう私が真っ先に思い浮かべたのは「外で体育+雪=雪遊び」だったのだ。まあそうなる事は多分ないな、と思いながらまた歩き始めた。

 10時30分になり、三時間目が始まった。そこでまさかの奇跡が起こった。本当に体育の授業が雪遊びだったのだ。

 真っ先に校庭に飛び出していくと、どこまでも続きそうな白い雪があり、今まで見た景色で最高の瞬間になった気がした。踏み入れるのがもったいなかったが、さっそく遊び始めた。

 まず最初に大玉を六つ作り、そのうち二つは雪だるまにした。残った四つは後のお楽しみだ。
 すぐに誰が言うまでもなく雪合戦は当たり前のように始まった。そこで私は大玉を利用した。まず三つは私がいつもクラスで戦っている三人へ投げた。いつもうるさいA君、ナルシなB君、いつも私にケチをつけて調子に乗っているC君。どれも命中した。これで日頃のストレスを解消。最後の一番でかいのは先生へ当てた。これはストレス解消より何となく。生徒に散々雪玉を投げられて、へにょへにょになっている先生に向かって「エイヤ!」と投げた。そうすると先生の頭はびちゃびちゃになり、その場に倒れてしまった。そしてみんなで、夏のビーチで砂に埋めるように、雪バージョンで先生を埋めた。もちろんその後、ちゃんと出て来たけど先生はもう池に落ちましたって感じになっていた。言い出しっぺは先生だが、生徒に散々いじられてる先生を見ていると気の毒になって来た。なんかごめんなさい…と心の中で謝った。




 突然の大雪。滅多にない機会なので予定を変更して雪遊びについて書いてもらいました。

 REIさんの雪への素直な感動が感じられる「一面まだ誰も踏み入れてない真っ白な空間が広がっていた。太陽の光が当たるとキラキラ反射していて幻想的だった。」の部分はとても静かで美しい表現です。この部分が書かされたものではなく、自ら楽しそうに工夫して書いてくれていたということが嬉しかったです。
 後半の雪遊びの場面では、前述の表現とは対照的に、小学六年生のみんなが大はしゃぎで遊んでいる様子が目に浮かびます。生徒と一緒に思いっきり雪遊びできる先生は体力も人気もあるのだろうなぁと想像しつつ、風邪をひかれていないと良いなぁとも思いました。卒業間近の小六のこの時期は、先生も生徒も一番仲が良くなって、最後の楽しい思い出を作れる貴重な時間を過ごしているのかもしれませんね。

塾長


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2018年01月24日

二〇十七年最大の後悔

ANNA.N(小6)

 テレビで毎年恒例の紅白歌合戦が始まった頃、私は祖父母の家でぼんやりとテレビを眺めていた。お父さんは先に寝てしまい、何だかテレビを見る気力も失せていた時だった。弟がやって来て、一緒に寝ようとさそってきた。弟は一人で寝る事が出来ないし、今日はお母さんもいなかった。紅白もしばらく見たいアーティストが出てきそうになかったので、弟が寝るまで、一緒に寝てあげる事にした。

 翌朝の六時頃、私はケータイの着信音でふと目が覚めた。ケータイには友達からの新年のあいさつのメッセージがあったが、時計を見て、私は寝てしまった事を悟った。その時私はすごいショックを受けた。まだ紅白も見たかったのに、おやすみなさいを祖母にも言わず、寝てしまったのだ。しかし、どんなに後悔しても時は戻ってこない。私は腹をくくって、リビングへ向かった。
 リビングと、そのとなりのキッチンでは、祖母が朝からおせちを作っていた。おいしそうな音が、辺りに響いている。
「おはようございます。」
 とあいさつすると、私もおせち作りを手伝うよう言われた。大体は盛り付けだったのだが、パズルみたいで楽しかった。

 午後から、お母さんも加わり、もう片方の祖父母の家へ行った。従兄弟もやってきて、和気あいあいとしたムードになったが、そこで持ちきりだったのは昨日の紅白の話だった。私は会話についてゆけず、何だか再び後悔した。人はこんなにもテレビが欠かせないのかと思った。




「わたしの年明け」について書くという課題でした。

「紅白もしばらく見たいアーティストが出てきそうになかったので」の一文に最近の紅白歌合戦に対する一般的な視聴の仕方が書かれていて、うまいなぁと思いました。同じような感覚で紅白歌合戦をつけているご家庭も多いと思います。大晦日のテレビの前の雰囲気がよく伝わります。また家族に対する描写からは、家庭での家族とANNAさんの関係性が見えてきて、作品に血が通い温かみがでました。(家庭での事を書きながら、自分のこと以外はあまり書けないお子さんも多いです。)構成としては、一旦は立ち直ったはずの『見損ねた紅白』の件が、最後にオチとして出てくるのが上手でした。家庭の雰囲気を書きつつ、後半への伏線になっていたところは見事でした。

塾長

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2018年01月10日

溢れかえった

KOTA(中2)

 「バンッ。」
 懐かしいボールの音が聞こえる。今日は体育でバレーボールをしている。僕は病気で見学しているがバレー部なのだ。
 もちろんバレー部も休んでいる。そのためボールの音はとても懐かしい。

 友達に教えてと言われたので仕方なくボールに触った。
 ボールに触ればまたバレーボールをやりたくなると思ったが、ボールを触っても何も思わなかった。
 その時に僕はもうバレーボールはやりきったんだと自分の中で理解が出来た。

 僕はその日一日考え、部活をやめる決心をした。
 決心をした時に部活の思い出が蘇り、僕の心は楽しかったことや、辛かったことなどの部活の思い出で溢れかえった。




 2017年の自分の5大ニュースをあげて、その1位の出来事について短く書くという課題でした。

 原稿用紙にすれば、ほぼ1枚分の短い作文ですが、KOTA君にとっての大きい決断をした瞬間が含まれている文章には、切なさが詰まっています。中学生時代は出会いや得るものが多いですが、一方では、大切なものを手放す経験もしているのですね。読んでいて、少年時代というのは悲しみや寂しさすらシンプルでピュアで、その思い出が楽しいものでなくても美しく見えることがあるのだなぁと感じました。大人が忘れてしまっただろう少年時代の感覚を思い出させてくれる佳作でした。

塾長

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2017年12月26日

サンタの贈り物

OTO(中2)、RISA(小6)、KOTARO.I(高1)、YUKI(中2)

(起)
 「シャンシャン、シャンシャン。」
 静かな夜に鈴の音が響いた。ぼくは、ベッドの中で鈴の音に耳を傾ける。
「サンタだ。」
 ぼくは飛び起きてカーテンを開けて窓から外をのぞく。
 
(承)
 窓の前を何かが
「サッ。」
と通り過ぎた。
「今の何だ?」
 ぼくは、不思議に思った。さっき通り過ぎたものは、鳥よりも大きかったからだ。
「もしかして、本当にサンタが?
 
(転)
 ぼくはすぐにパジャマを着替えて外に出た。そして、何か通り過ぎた方向に走っていった。しばらく走っていると、空中でそりが浮いていることに気が付いた。そりの上に誰かが乗っていた。とっさにぼくは
「サンタだ。」
と口に出して言った。夢中になって追いかけていると、そりのスピードがあがって、サンタのそりを見失ってしまった。辺りを見ると知らない所にいた。ぼくは迷子になってしまった。
 
(結)
 何分泣いたか分からない。いつの間にか、雪が降っていた。身体の芯から冷えてくる。
「シャンシャンシャン。」
 音を出しながら何かが近づいてくる。その音はだんだんと大きくてなっていった。
「シャンシャンシャンシャン・・・。」
 顔を上げるとそこには大きなそりとそれに乗った人がいた。その人は
「大丈夫かい?」
 と、やさしく声をかけてくれた。サンタだ。
 サンタさんは、ぼくをそりに乗せて毛布をかけてくれた。とても暖かい。少しの間そのままでいると、サンタさんが、ぼくの家がどこにあるか聞いてきた。ぼくがそれに答えるとそりが動き出した。どんどん速度が上がっていき、あっという間に家に着いてしまった。そりを降りるとサンタさんが
「追ってきたんだね。寒かっただろう。おわびにこの鈴をあげるよ。」
 その鈴はとてもいい音がした。いつまでも聞いていられるようだった。それを渡したらサンタはそりに戻った。またね、と言って手を振りながら空に消えていった。
 気付くとベッドの上にいた。横を見ると大きなプレゼントがあった。ぼくの欲しい物だと思った。その上に小さな箱が置かれていた。その中には夜もらった鈴が入っていた。同じ音がする。窓を開けると雪が積もっていた。鈴を小さなツリーにかけて1階に下りた。風が吹いて鈴がシャン、といい音で鳴った。




物語の冒頭で書かれた鈴の音が最後の場面で大切に使われたことで、物語の雰囲気が実に統一感のあるものになりました。また、短い物語の中にも、サンタを追う→迷子→救出、という具合に分かりやすい展開があり、それだけにハッピーエンドが強調されました。好奇心溢れる少年とサンタの心のふれあいを中心に描かれたリレー作文は、クリスマスシーズンにぴったりな心優しい素敵な物語となりました。

※リレー作文は、4人の生徒が起承転結のそれぞれのパートを受け持ち、即興で物語をつないでいきます。今回それぞれのパートに与えられた時間は5分から15分程度でした。

塾長

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親友の小人

KOHAKU(中2)、RIO(中1)、OTO(中2)、KOTARO.I(高1)

(起)
 俺は十八歳の新人サンタクロースだ。俺のパパは元サンタなのだ。俺は九十代目のサンタクロースで、今年の冬から仕事が始まるのだ。俺はすでに緊張しているのだ。

(承)
 「おーい、どうだ調子は?」
 とんがり工場で働いている小人のミティーだ。
「まあまあだよ。」
 と俺は少し不安そうに言った。
「なんだよー!元気出せよ。」
 ミティーは俺の肩を叩いて持ち場に戻っていった。そう言ってもなぁ…と思いながらクリスマスイブの練習をしていた。

(転)
 休憩の時間になり、外で缶コーヒーを飲んだ。一気に目が冷める。よし、と気合いを入れて立ち上がる。
 すると、プレゼントの詰まった袋の上でミティーが声を張り上げた。
「ほら、はよしろよー!」
「おう。」
 ミティーは小さいのに力持ちだ。あっという間に荷物を載せて、そりに寄り掛かっている。
 俺は、二匹のトナカイをなでると、そりにミティーを乗せてから、自分も乗った。
「ヒィア ウィーゴー!」
 ミティーが叫ぶ。俺はトナカイの手綱を引っ張った。

(結)
 それが出発する直前、プレゼントが一つ落ちた。でも俺は気づかなかった。小人のミティーがそれに気づき、大声で叫んだが、俺はイヤホンで音楽を聴いいていたため、ミティーの声は届かなかった。
 届けるプレゼントがあと一つとなったその時、俺は異変に気づいた。
「プレゼントがない。」
 と俺は言った。どっかで落としたんだ、どうしよう。
「パパに怒られる。」
 俺は恐怖のあまり泣きだしてしまった。しばらく俺は泣いていた。その時、肩を叩かれて振り返ると、そこには最後のプレゼントを持ったミティがいた。
「忘れ物だぜ。」
 とミティーが言った。よく見ると、ミティーはボロボロだった。
「なんで俺なんかのためにそんなことを。」
 と俺は言った。すると、ミティーは
「なぜって友達なんだから当然だろ。」
 と言った。俺はミティーにお礼を言って、プレゼントを最後の家に届けた。




リレー作文による、クリスマスの物語です。
まず(起)で主人公の新人サンタ君の設定を決めて、(承)ではその親友である小人のミティーを登場させているのですが、この連携がスムースだったので、その後の物語は二人の関係性を中心に進めることができました。特に気が優しくて力持ちな上に、ちょっとキザな感じのミティーの存在感は秀逸で、転結と繋ぐ二人も、ミティーのキャラクターを楽しみながら書いているのが伝わってきます。人の書いたものからアイディアをもらって、さらに自分のアイディアを加えていくことができるリレー作文だからこそ、短時間で魅力的なキャラクターが書けたのかもしれませんね。とても良いバトンがつながったと思います。

※リレー作文は、4人の生徒が起承転結のそれぞれのパートを受け持ち、即興で物語をつないでいきます。今回それぞれのパートに与えられた時間は5分から15分程度でした。

塾長

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2017年12月24日

手袋

AYAMI(中2)、NOA(中2)、MAYUKO(中1)、BUNA(中3)

(起)
 「キャーッ」
 と私は叫びながらベッドから飛び起きた。
「今日はクリスマスだよ!」
 大声でそう言いながら、私は家族のみんなを起こし、部屋の隅々をかけ回り、プレゼントを探し始めた。

(承)
 見つからない。ソファの下、キッチンの引き出し、棚の上、考えられる所は全て探した。お母さんに笑顔で聞いてみる。
「ママー、プレゼントどこにあるの?」
 お母さんは微笑みながら言った。
「いい子にしてれば分かるよ。」
 それだけ言って、朝ごはんを用意し始めた。

(転)
 いい子にしてれば分かる?どんな所だろう。私はデザートのプリンを食べながら考えた。お母さんのお手伝いとか!さっそく私はお母さんのところへかけていった。
「マーマァッ!お手伝いする!」
 そう叫ぶと、食器を洗っているお母さんのところへ行き、ふいたお皿をしまい始めた。案の定、シンクの下に赤い袋があり、大喜びしながら袋を開ける。中には猫柄のマフラーと手袋が入っていた。本当は猫のぬいぐるみが欲しかったけれど、猫柄ならなんでも嬉しい。大急ぎで身につけて外に遊びにいった。
「やったー!ゆきだぁ!」
 急いで雪をかき集めて玉を作り、雪だるまを作り始める。少しして、赤くしもやけした手をゴシゴシこすりながらベンチに座っている女の子を見つけた。
「手、寒くないの?」
 その女の子に話しかけると、その子はびくっとしてから、
「…寒い。」
 とつぶやいた。
「ほら。これあげる!」
 もらったばかりの手袋を女の子に差し出した。
「…ありがとう!」
 女の子は弱々しく笑っていった。特に気にしせず雪だるまを作っていると、だんだん手が冷たくなってきた。
「寒いよ…」
 泣きそうになったその時、キュッ、とブーツを踏みしめる音が後ろでして、ポンと肩をたたかれた。

(結)
 びっくりして振り返ると、もっこもこのコートの、めちゃくちゃ暖かそうな格好をした白髪のおじいさんが立っていた。
 無言で、私に箱を差し出した。そのおじいさんの後ろから、トナカイが顔を出した。トナカイが。
「え?!」
 頭が混乱している。トナカイ?箱?おじいさん?ピンときた。サンタクロース。
「ありがとうございます。」
 箱を受け取る。ボックスティッシュぐらいの大きさの、クリスマス用の包装がされた箱を、ゆっくり丁寧に開ける。
「手袋。猫柄だ…。」
 思わず声に出た。
「ありがとう。」
 顔を上げると、そこには誰もいなかった。




リレー作文によるクリスマスの優しい物語です。
クリスマスが嬉しくて、プレゼントが楽しみで、起きた瞬間から大騒ぎする主人公の様子がなんとも無邪気で可愛らしく(起)、また主人公のお母さんも素敵な人で、ただプレゼントを渡すことなく、「いい子にしていると良いことがある」ことをさりげなく教えています。(承)
(転)では、大喜びしたはずのプレゼントの手袋を、寒そうにしている見知らぬ女の子に躊躇なくあげてしまう主人公の優しさが印象的で、(結)ではその善行がちゃんとサンタクロースによって報われるという結末が心地よかったです。
 短い時間で即興で書くリレー作文は、ストーリー上の矛盾が起こってしまうこともあるのですが、この作品は「いい子にしてれば分かるよ」というお母さんの教えが最後まで繋がって、見事にバトンが渡りました。よく書けました!

※リレー作文は、4人の生徒が起承転結のそれぞれのパートを受け持ち、即興で物語をつないでいきます。今回それぞれのパートに与えられた時間は5分から15分程度でした。

塾長


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プレゼントをありがとう

YUYA(小4)

サンタさんへ

 お元気ですか。今年もこの時期がやって来ましたね。今年もコーヒーを置いておくので飲んでください。できれば今年は希望のプレゼントをください。

 今年はニンテンドースイッチアームズというゲームソフトが欲しいです。なぜならそのゲームは楽しみながら体を動かせて、みんなでやれば運動不足の人もかいしょうできると思ったからです。
 
 ぼくのプレゼントの話は以上ですが、もう一つお願いがあります。それは障害者の方が不自由な部分をなおしてあげて欲しいということです。みんなが元気になって、たくさんの経験ができるからです。

 今年は好みのたのんだプレゼントをください。いつも来てくれて、ありがとうございます。




クリスマスシーズンということで、サンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

プレゼントには自分の欲しいものをくださいという念押しが文章の始めと終わりに書かれているので、吹き出しそうになりました。その一方で、体に不自由な部分がある方のことを気にかけているというのは頼もしく感じます。前半のゲームソフトも運動に関することですし、体を自由に動かし運動できる楽しさ、ありがたさを実感する日々を送っているのでしょうか。今はまだ小4のYUYA君ですが、小5、小6になったら、どんなことを書くのか楽しみです。

塾長

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サンタさんへ

MANA(小6)

 毎年クリスマス・イブの日、私が寝た後リビングにプレゼントを置いていってくださり、ありがとうございます。

 私は今年、一眼レフのカメラのレンズと3DSソフトの「ガールズモード4〜スタースタイリスト」が欲しいです。なぜそれが欲しいのかというと、レンズはディズニーに行って、写真を撮りたいからで、DSのソフトの方は、元々3を持っていて、面白かった上に、CMを見て、そのCMだけがキラキラ輝いて見えたからです。私がこの二つをもらえたら、とても嬉しくなって大事にします。

 また、私の友達の願いも叶えて欲しいです。私の友達Mちゃんは、アイドルグループ「ジェネレーションズ」の白濱亜嵐君が大好きなので、亜嵐君にいつかは会わせてあげたいです。会わせてあげたら、きっとMちゃんは喜びすぎて気絶してしまうかもしれませんが、いつかは叶うようによろしくお願いします。

 これからもプレゼントを届けてください。お体に気をつけて。お父さん、お母さん。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

欲しいものを2つも書いてサンタさんに甘えてるなぁと思ったら、最後にお父さん、お母さんの文字。この文章で一番言いたいことが『お体に気をつけて。お父さん、お母さん。』だとしたら、なかなか憎い演出です。
小6ともなると、サンタが誰なのかという論争を通り過ぎて、お父さん、お母さんに感謝したり、その健康を気遣ったりできるようになってくるのですね。

塾長

posted by 塾長 at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

子どもに、笑顔を

REO(小6)

 サンタさんへ
 今年も寒くなって来ましたね。サンタさん元気ですか?ぼくは元気です。

 いきなりですが、ぼくが欲しいのは「ニンテンドースイッチ」です。もしニンテンドースイッチがあったら、持っているみんなと遊べるし、友達とゲームの話で盛り上がり信頼関係が深まるからお願いです!ニンテンドースイッチをください。

 それからもう一つお願いがあります。ずうずうしいけど許してください。
 最後のお願いは、自分も加えた家族全員長生きできるようにしてください。家族との時間を少しでも長く過ごしたいからです。お願いします。

 というわけで、ぼくの願いは以上です。サンタさん、今年も子どもに笑顔を届けてください。これからもよろしくお願いします。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

ゲームの話で盛り上がって友達との信頼関係が深まるかどかは知りませんが(笑)、欲しいものをアピールする必死さは伝わって来ておもしろかったです。その一方でさらっと書いたように見える、家族との時間を長く過ごしたいという願いに、ぐっときます。家族はそばに居るのが当たり前と思われがちですが、長い人生の中ではほんのひと時の幸せな時間なのかもしれませんね。そういう時間の大切さをどこかでもう気づき始めているのでしょうか。

塾長

posted by 塾長 at 10:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

2017年12月23日

サンタさんへ

ANNA.N(小6)

 夜中に、わざわざおつかれさまです。きっと、外は寒いでしょうし、重たい荷物を運ぶのも、大変ですよね。ありがとうございます。
 今年、私はアミーボというフィギュアの、ファイアーエムブレムのキャラ、セリカと、ニンテンドーNFCリーダー/ライターが欲しいです。NFCリーダー/ライターは、アミーボが無いと使えないし、アミーボもNFCリーダー/ライターが無いと使えないので、片方だけ買わないように気をつけてくださいね。アミーボは、ただのフィギュアではありません、私の持っているゲームで使う事で、特別な女神の試練というステージに行けます。ずっと欲しかったので、もらったら大切に使うつもりです。

 もう一つお願いがあります。それは、弟に笑顔を届けて欲しいという事です。このところ、あまり笑うことのない弟に、サンタさんの力で笑顔を届けて欲しいんです。自分勝手だとは思いますが、どうかお願いします。
 まだまだ寒い日が続くとは思いますが、サンタさんもお体には気をつけて下さい。
 今年で小学校卒業なので、来年もサンタさんが来るかは分かりませんが、よろしくお願いします。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

まるで業務連絡のように正確で冷静は前半、それとは対照的に、弟さんに笑顔をというなんとも心温かい後半。そのギャップの大きさに笑ったり、感心したりしながら、ANNAさんらしさがよく出ているなぁと感じた作文でした。なぜなら、情報を正しく伝えようとするのも、弟さんの話題が会話の中によく出て来るのも、いつものANNAさんなのです。短い文章の中にもANNAさんらしさが出ていて、面白い作文でした。

塾長

posted by 塾長 at 14:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

犬をください

KOJIN(小6)

サンタさんへ。
 今年も寒くなってきましたね。サンタさんはお元気でしょうか。

 それでは本題を言います。今年のプレゼントの件です。ぼくの願いは親に犬を飼うことをゆるして欲しいということです。
 今年はなぜ物理的な物をたのまないのかというと、今まではたくさんサンタさんにプレゼントしてもらいましたが、今はもうお金を貯めて買うということを覚えたからです。でも犬はどうしようもないのでたのみました。また、友達の飼っている犬などを見て、かわいさを知ったので最近もっと欲しくなりました。
 飼えたら散歩をして自分の足が丈夫にもなるのでお願いします。

 また、家族全員が長生きできたり、病気などに強くなれるようにして欲しいです。また、みんなバラバラになっても幸せになれるようにしてください。




クリスマスシーズンということでサンタクロースへの手紙を書いてもらいました。

物理的なプレゼントは自分で買えるから必要ないとは!偉いなぁ。お金貯めて自分で買うことをおぼえたなんて。また、物ではない願い事をするあたり、精神的に大人になってきたのでしょうか。ちょっと大人びたお願いで興味深いです。

家族の幸せなんて祈られたら、サンタさんも叶えてあげたくなるでしょうね。

塾長

posted by 塾長 at 14:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

夏にひまなサンタへ

YOSHIHITO(小5)

 夏にひまなサンタ、毎年お疲れ様です。ぼくへのプレゼントだけど、今年はサンタへのプレゼントをたのみます。サンタは冬しかプレゼントを配る仕事がないので、夏はひまだと思います。そこでサンタへのプレゼントは、サンタが夏の間ひましないような物にします。
 サンタは何を夏の間しているのか考えました。サンタにとって夏の間は夏休みのような感じだと思います。しかしサンタには夏の宿題がないので、ひまなんだと思います。
 そこでぼくがたのむ夏にひましない物は、例えばたくさんのゲームです。それをもらえばゲームをしている内に夏から冬になるのではないかと思います。そうすればひまな時はなくなると言うことです。だから、今年はサンタが夏にひましないものをたのみます。




え、自分へのプレゼントはなくて良いんですか!?代わりにサンタさんへのプレゼントとは。しかもサンタクロースの夏の過ごし方を想像した上でのリクエストとは!
いくら作文教室で書くサンタクロースへの手紙とはいえ、何もいらないと言うパターンは初めてかもしれません。子ども達はプレゼントを欲しがるものと決めてかかっていた、自分の油断をちょっと反省しました。
色々想像して、自分なりの発想で書いてくれたことが嬉しかったです。

塾長

posted by 塾長 at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介

サンタクロース様

SHOTA(小5)
 
 毎年、毎年、お疲れ様です。
 ぼくが欲しいのは、アイフォン(スマホ)です。理由は、ゲームをできたり、友だちと通信したりできるからです。またYouTubeが見られたり音楽が聞けたりするからです。そして、ヤフーやグーグルで調べ学習などいっぱいできるからです。
 それから最近、震災にあった人たちにふとんなどをあげて下さい。



クリスマスシーズンということでサンタクロースへ手紙を書いてもらいました。

やっぱりスマホ人気ですね。確かにゲーム、通信、調べ物と一つあればできることは多く、道具としては魅力的なのでしょう。子どもの立場で考えれば、自分でできることが一気に増えて、世界が広がるようなワクワクがあるのかもしれません。もらった人の使い方次第で、良いプレゼントにも、そうでないものにもなるというのが、大人としてはちょっと難しさを感じるところです。昔と違ってプレゼントをあげたらおしまいではなく、あげてからの使い方まで見ていてあげないといけないのかもしれませんね。考えさせられます。
その一方で被災地の方には布団という、すごく直接的に役立つ、分かりやすいプレゼントを望むあたりも興味深い作文でした。

塾長

posted by 塾長 at 13:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介
プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。