2018年04月04日

桜を見て思ったこと

KOTARO.I(高1)

   桜を見ていると、別れを告げた友達のことを思い出す。昔は当たり前のように学校で会ってたのに、今は、長期の休みに仲の良い友達と会うくらいだ。そう考えると、僕は時間が過ぎたのだなと実感する。
 時間とは不思議だなと僕は思う。なぜなら時間は、当たり前のようにずっと進んでいるからだ。そして、もう一つ不思議なことがある。それは、楽しくて、好きなことをして過ごす一時間と、全くすることがなくて、ずっとぼーっとしている一時間では感じ方が違うということだ。
 事実上は、同じ一時間ではあるが、前者の一時間はあっという間に感じるが、後者の一時間は、気が遠くなるほど長く感じる。
 今僕の目の前にあるきれいな桜も、時が過ぎれば、花びらが全て散り、それからさらに時間が経てば、また当たり前のように花を咲かせる。その繰り返しなんだなと僕は思う。
 僕は時間が停止した瞬間に直面したことが無い。アニメや漫画ではしょっちゅう時間を止めたりしているが、実際に時間が止まったらどんな感じなのか全く想像がつかない。そして、時間は、いつからどのようにして始まったかも全く想像がつかない。僕は、時間はビッグバンが起きて、宇宙が誕生して、色々なことが起きて、地球が生まれて、僕が生まれるよりもずっと前の、全く何も無い完全な無の世界からあるのではないかと、桜を見ていて思った。

※学年は作文を書いた時点のものを記載しています。




 毎年春になるとほんのひと時だけ咲き誇る桜。そんな桜を見ながら、KOTARO君は時間に関する壮大な考察をしていたのですね。
 時間は決して止まらず、ただ前に進んでいること。それでいて時間の流れ方が気持ちによって異なって感じられること。また時間の中には桜の活動のように繰り返しがあることなどなど。
中でも僕が最も惹かれたのは「時間は、いつからどのようにして始まったかも全く想像がつかない。」の部分です。確かに時間の始まりってどこなのでしょうか。宇宙の果てについて考えた時と同じくらい想像もつかない問いかけに、自分がこの世で生きる時間の短さを思い知り、自分の存在の小ささを思わずにはいられません。

 今回の桜を見る散歩の中で、ただ美しいと思うだけでなく、そこから様々なことに想像を広げていく見方をしてくれたのは、とても嬉しいことでした。

塾長


posted by 塾長 at 11:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作文紹介
プロフィール
名前:塾長
自由が丘で作文教室を運営。
小学生から高校生まで広い年齢層の子供たちとともに、書かされるのではなく、書きたくなる作文を目指して活動中。